ここは佐々木譲が開設している備忘録ブログです。日々の暮らしと、本、映画について書いています。


by sasakijo

舞台版『婢伝五稜郭』関係者顔合わせ

舞台版『婢伝五稜郭』のスタッフ、出演者顔合わせ。打合せ。
わたし、自分の原作の舞台化でもこの時点から関わったのは初めてだ。

出演者は43人。『笑う警官』『新宿のありふれた夜』に出てくれた俳優さんたちも四分の一くらい。殺陣は内堀克利さんとそのグループ10・Quatre。何度も大立ち回りがあるという。

演出家の高橋征男が最初のあいさつで言う。
「ひとことでジャンルを言うのは難しいけれど、スタイリッシュな現代の歌舞伎です。エンターテインメントです」
「テーマとメッセージを背負うのは、ふつう主要な登場人物だけだけど、この芝居ではコロスもテーマとメッセージを背負うので、そういう心づもりで」

台本第一稿を読んだ。脚本家(秋山豊さん)は、旅芸人一座が目撃した箱館戦争の一部始終、という構成を採っている。

また、『婢伝五稜郭』だけを基にしているのではなく、わたしの幕末維新関連作品の再構成となっている。なので『武揚伝』『くろふね』『五稜郭残党伝』『北辰群盗録』それに『黒頭巾旋風録』などの、いわば名場面集の趣もある。

台本は、このままでは上演に4時間ぐらいかかるのではないかと思えるような長さ。たぶんここから大胆なカット、省略がおこなわれるのだと思うが。

中島三郎助父子の千代ガ岱陣屋での戦死の様子、榎本武揚の降伏を告げる演説とそのあとのラ・マルセイエーズの合唱に送られて五稜郭を出る情景などが、舞台上に再現される。わたしはきっとこのあたりで涙を流してしまうだろうな。

さらに、主役・朝倉志乃(樋口泰子さん)が、和服を榎本軍の旧幕府伝習歩兵隊の軍服に着替え、私怨の殺人者から共和国の戦士に変貌するところも見せ場だろう。

わたしは13日初日を観にゆく予定。


舞台版『婢伝五稜郭』
10月13日から17日まで。東京六本木・俳優座劇場。
チケット予約・問い合わせは
現代制作舎 電話03-3482-3383、ファクス03-3482-3387
チケットは前売り5000円、当日5500円。全席指定
http://goryoukaku.jimdo.com/
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by sasakijo | 2010-09-07 21:21 | 日記