ここは佐々木譲が開設している備忘録ブログです。日々の暮らしと、本、映画について書いています。


by sasakijo

こっちのジャックも

仕事の合間に、テレビ・シリーズ『WITHOUT A TRACE / FBI失踪者を追え!』ファースト・シーズンを観てしまった。FBIニューヨーク支局の中の失踪者特捜班(架空の組織)の活躍を描くもの。

最終話は、911の後遺症をめぐる物語で、「人質立てこもり犯罪」が素材。前後二回に分けられた長編だ。そのひとつ前のエピソードはFBI内部監察の物語で、それまでのエピソード中、観客にも違和感のあったチーフによる捜査指揮の検証。

最初に書いてしまうと、アメリカ司法捜査員の「ジャック」は、どうして誰も彼もそう簡単に部下の女性とできてしまうんだ?という印象だ。ストレスの多い職場で、それはたぶん実際に多いことなのだろうけど。

失踪、誘拐のバリエーションが手を替え品を替えて提示される。アメリカの場合、911のみならずベトナム戦争までも、いまにつながる事件の背景として使える(視聴者の側に、認識の共有がある)。日本で同様のシリーズを作ろうとしても、バリエーションはさほど豊かなものにならないだろう。

ファースト・シーズンの全エピソードを見たが、ボスのジャック・マローン(アンソニー・ラパグリア)には、ついぞ格好よさを感じられない。捜査指揮に特別のきらめきがあるわけでもない。チーム掌握のしかたも凡庸だ。家庭不和について愚痴を言いすぎる。

俳優のせいかもしれない。役者がちがうと、彼の印象はがらりと変わったのではないかという気もするのだが。

セカンド・シーズンを観る前に、つぎはFBIの行動分析課(プロファイリング・チーム?)が主人公の『CRIMINAL MINDS』にかかろう。
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by sasakijo | 2010-11-13 09:33 | 日記