ここは佐々木譲が開設している備忘録ブログです。日々の暮らしと、本、映画について書いています。


by sasakijo

ニューヨーク日記2

a0019702_235513.jpg7月12日
雨模様の空。グリニッチビレッジのほうへ散歩に。
87年の滞在のとき、わたしはニューヨーク大学(NYU)付属の英語学校に通っておりました。NYUは、ニューヨークのダウンタウン、ワシントン・スクエアの周辺に校舎が散在している大学。囲われたキャンパスを持っておりません。

この時期、わたしはアパートを3回変えましたが、一番長く住んだのはチェルシーにあるアパートでした。そこから学校まで、およそ30分歩いて通ったのです。途中、グリニッチビレッジのうち、ウエストビレッジと呼ばれているエリアを通ります。ちょっと風変わりな、いくらかクリエーティブな仕事をするひとたちの住む一帯で、ゲイも多い。わたしにとっては、たいへん懐かしいエリアです。写真は、ウエストビレッジのランドマークになっている煙草屋さん。ここが、ウエエストビレッジの真ん中にあたるでしょうか。

当時のことなどと思いだしながら歩いているうちに、雨が降ってきたので、手近なスターバックスに避難。中には、ノートPCを出して一心不乱のお客が6人いました。片側の壁際には、コンセントがあって、PCを使うひとは自由に使えるようになっています。これはありがたいサービスですね。もちろんバッテリーで使っているひともいましたが。ちなみに、PC6台のうち2台は非ウィンドウズでした。

雨が上がったところで、NYU周辺へ。さらにユニオン・スクエア。また雨が降り出したので、ピザ屋に入って昼食。雨は次第にひどくなるので、地下鉄に飛び乗って、つぎの用事のあるミッドタウンの紀伊国屋へ。支配人の市橋氏にごあいさつ。

V社S氏が届いたばかりの見本刷り『Zero Over Berlin』を持ってきてくれました。想像以上にツカ(量感)のある本です。活字がぎっしりと詰まった346ページ。新刊が出たときは、思わず頬ずりしたくなりますが、こんどももちろん。
紀伊国屋の会議室を借りて、週刊NY生活という週刊誌のインタビューを受けました。主幹の三浦良一さんはわたしの読者ということで、『ベルリン飛行指令』の単行本とコミック版も持っておりました。昨日の日記にも書いたような、作品が生まれた秘密について語りましたが、年の差のせいか、三浦氏がスピルバーグ『太陽の帝国』のことを知らなかったのは意外でした。

三浦氏は、新聞編集者であり、絵本作家でもある方でした。『キッズ・イン・ニューヨーク』という絵本をいただきましたが、これは素晴らしい絵本。絵に力があります。各国語版が出るとのことでした。

夕刻、ユニオン・スクエア近くにあるVertical Inc.のオフィスを訪ねる。担当者ひとりひとりに個室が与えられた、いかにもアメリカの企業という印象のオフィス。スタッフのみなさん(編集のYさん、マーケティング担当のAさんら)と一緒に、近くのベトナム料理店で、刊行のお祝い。

さらに、S氏の関係の某出版社のひとたちがニューヨークに出張中とのことで、このみなさんの滞在中のホテルへ(このホテルのすぐそば)。7人でお酒。ひとりを除いて、あとのメンバーがみなわたしよりもかなり若いことに愕然とします。いま、働き盛りのひとたちって、こういう年齢なのかと。

ところで、ブログの更新ができるのはよいし、メールの受信もできるのですが、なぜかメール送信だけがだめ。メールサーバのパスワードを要求される。パスワードなんてメモしてきていないものなあ。これはいったい何のトラブルなのだろう。受信ができるのだから、メールサーバにはアクセス可能な状態といことではないのかしらん。
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by sasakijo | 2004-07-13 23:56 | ニューヨーク日記