ここは佐々木譲が開設している備忘録ブログです。日々の暮らしと、本、映画について書いています。


by sasakijo

ニューヨーク日記9

a0019702_42620.jpg7月17日
ちょっと疲れが出てきました。朝4時の目覚め。昨夜は10時15分ぐらいに就寝していますので、6時間弱は眠っています。もう誘眠剤を使う必要もないかとそのまま起きてしまったのだけど、やはり少し寝不足感。

最後に住んだチェルシーを歩いてみました。かつて画廊街だったSOHOがブティック街に変わり、画廊はチェルシーのほうに引っ越して、チェルシーがずいぶんお洒落になった、と聞いています。歩いてみると、たしかにわたしの記憶にある、乾いて索莫としたエリア、という印象は少なくなったような気がします。きょうが快晴の夏の日というせいもあるかもしれませんが、明るい。部分的には、かなりお洒落にもなっているのでしょう。

チェルシーと聞くと、チェルシー・ホテルを連想するひとも多いかと思いますが、あのホテル(わたしは3泊したことがある)だって、けっしてさほどお洒落というわけでもありません。ビレッジに近いせいもあって、ほんらいビレッジの住人になるべきひとが、客として伝説を残した、ということなのだと思います。ウォーホールも、「チェルシーガールズ」という映画を作っていなかったかな。
『危険な情事』という映画では、グレン・クローズの住んでいたのがチェルシーの西はずれ、食肉加工工場街という設定でした。マイケル・ダグラスがグレン・クローズのアパートを訪ねたとき「こんなところに住んでいるひとがいるのか」とつぶやいていたのを覚えています。いずれにせよ、あのころは一般的には、まっとうな堅気の市民が住むエリア、というイメージの地区ではなかったのでしょう。いや、現実には、大部分がまっとうだったのですが。

わたしの住んだアパートのある通りまで行ってみました。写真がその通り。18丁目で、8番街と9番街とのあいだ。
ご覧のとおり、並木道です。住んだのが秋から冬という季節のせいか、わたしには、緑の記憶はまったくありませんでした。地下鉄の駅も近くにふたつあるし、先日は歩いて学校まで通ったと書いたけれど、たぶん朝は地下鉄を使っていましたね。

じつは、きょうもどこかのスターバックスでこの日記を書こうと思っていたのですが、暑い日なので、チェルシーからビレッジ方面へ歩いただけでへばってしまいました。モバイルPCとキーボードも、やたらに重く感じられます。へばりきらないうちにと、ブリッカー通りでパスタのランチを食べ、ホテル戻り。シャワーを浴びて、いまこの日記を書いています。

きょうはこのあと、買い物にゆかねばなりません。わたしは旅行中に限らずショッピングがそもそも苦手なので、もしかするときょうがこの旅行中最大の「神経を使う日」になるかもしれない。
お土産として優に4キログラムはありそうな図鑑もプレゼントされたので、バッグもひとつ買い足す必要が出ました。こちらで増えた荷物もなんとかひとつのバッグに詰めてゆくつもりだったのですが、いきなり4キロも増えると、片手の負担が大きくなりすぎます。ふたつに分けねばならない。かといって、そういう買い物に時間をかけてもいられないので、店をはしごして比較することもなく、手近にある適当なバッグ(かスーツケース)を間に合わせで買ってしまうことになるでしょう。いちばんへたくそな買い物ですね。買ったことに喜びも感じられないのだから。やれやれ。
 
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by sasakijo | 2004-07-18 04:27 | ニューヨーク日記