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by sasakijo

ヘンリー八世をめぐる姉妹

きょう観た映画も、イギリスの姉妹の物語。
『ブーリン家の姉妹』(監督ジャスティン・チャドウィック)

ヘンリー八世の時代のイギリス王室(とその大奥)を舞台にしたコスチューム・プレイ。
『一千日のアン』のあのアン・ブーリンと、その妹メアリーが主人公。メアリーはヘンリー八世の側室に、アンは正式に王妃となる。

ナタリー・ポートマンが、勝気で策略家のアン・ブーリン、スカーレット・ヨハンソンが純でつつましやかなメアリーを演じる。最初、ストーリーを読んだあと、ふたりの役柄が逆だと思い込んでしまっていた。でも、観終わってみると、この配役にも納得できる。

クリスティン・スコット・トーマス、アナ・トレントも出演していた。わたしにとっては女優さんを観るだけでも満腹する映画。考えてみると、クリスティン・スコット・トーマスとスカーレット・ヨハンソンが母娘を演じるのは二度目だ。

ただ、素材が気の弱い男性には苦手なジャンル。性交渉、妊娠、流産、出産が繰り返しあけすけに語られる。それ以外のことは描かれないと言ってもいいくらいだ。だから、イギリスの宗教改革はずっと後景に退き、トマス・モアの処刑も出てこない。

日本で同じ種類の映画を作るとすれば、どこの家の姉妹の物語が適当だろう。
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by sasakijo | 2009-06-14 23:56 | 日記