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ここは佐々木譲が開設している備忘録ブログです。日々の暮らしと、本、映画について書いています。


by sasakijo
『北辰群盗録』温泉ドラゴンが舞台化_a0019702_11020397.jpg
シライケイタらが作る劇団・温泉ドラゴンが、わたしの『北辰群盗録』を舞台化してくれました。
ちょうど二年前の『五稜郭残党伝』に続く、「五稜郭三部作」の第二部。
素晴らしい舞台です。

https://www.onsendragon.com/next

# by sasakijo | 2021-12-10 10:46 | 日記
『警官の血』韓国で映画化です_a0019702_10053331.jpg
拙作『警官の血』韓国で映画化されました。情報解禁となったので、お知らせです。
新型コロナのせいで公開が延びていましたが、いよいよ来年1月です。
主演は『パラサイト』ほかのチェ ウシク。『お嬢さん』ほかのチョ ジヌン。監督は『カエル少年失踪殺人事件』ほかのイ ギュマン。
じつは2019年12月末のクランクイン直後、ソウルに行って、カンナムの撮影現場で、原作者インタビューを受けたり、イ ギュマン監督、チョ ジヌンさんとの対談をしていたのでした。

リンク先は、YouTubeのティーザー予告編第1弾。
https://www.youtube.com/watch?v=BlG2_NevBV4


# by sasakijo | 2021-12-04 10:02 | 広告
中国繁体字訳『警官の血』再刊_a0019702_14231422.jpg
台湾・中国繁体字訳の『警官の血』、再刊されて手元に届きました。日本の四六版よりもひとまわり大きなサイズのソフトカバー。上下巻。台北の木馬文化社刊行です。翻訳は李漢庭さん。
繁体字の最初の訳では、タイトルは『警官的血』でしたが、こちらは『警官之血』。

# by sasakijo | 2021-11-15 14:23 | 広告

連載中の作品

しばらく(かなり長いこと)更新が滞っていました。
せっかくのサイトですので、あらためて情報を投稿していくようにします。

連載のお知らせ。

いま、次の三作品を連載中です。

『裂けた明日』
近未来SFサスペンス。
Foresight(電子版雑誌。新潮社)
毎週土曜日更新。講読すると、第一回から読むことができます。

『闇の聖域』
野性時代(電子雑誌。KADOKAWA)
三十年代の満洲・大連を舞台にしたSFサスペンス。少しホラーテイストのミステリでもあり、禁断のラブストーリーでもあります。

『樹林の罠』
ランティエ(角川春樹事務所)
北海道警察シリーズの第10弾。札幌大通署の佐伯ら、第1作からおなじみのメンバーが活躍する警察小説。
# by sasakijo | 2021-09-01 15:10 | 連絡

伊豆・韮山に取材に行っていました。
記念館である江川邸を訊ねるのは二度目。学芸員さんから、話を伺ってきました。

韮山代官・江川太郎左衛門英龍についての歴史小説『英龍伝』単行本化作業のためです。『英龍伝』は日経BP誌にかつて連載したものですが、単行本とするには原稿の量が少し足りず、加筆作業も後回しになっていました。いよいよかかります。『英龍伝』の刊行で、わたしの幕末幕臣三部作は完結します(三部作というのは、榎本武揚を描いた『武揚伝』、中島三郎助が主人公『くろふね』と、この『英龍伝』)。

三人とも、技術に明るい幕臣であることが共通しています。
江川英龍は行政官ながら、測地術に詳しく、砲術家でもありました。韮山に反射炉を作って、銃や大砲の製造を手がけています。よく知られている品川のお台場(砲台)の設計、築造も彼の事績。

中島三郎助は浦賀奉行所与力で、ペリーと最初に接触した日本人であり、日本で初めての洋式帆船を建造したサムライです。長崎海軍伝習所に学び、航海術や造船術、蒸気機関学を習得しています。箱館戦争の最終局面で息子ふたりと共に戦死。

榎本武揚は、長崎海軍伝習所に学び、さらにオランダに留学、造船術や蒸気機関学のほか、国際法も学んで帰国した男。江川英龍の江戸屋敷でオランダ語を学び、ジョン万次郎が江川英龍手付として召し抱えられてからは、彼から英語を学んでいます。

日本の近代化は、倒幕側の「志士」たちによって進められた、というイメージがありますが、じっさいにそれを営々と準備していたのは、とくにこうした技術系の幕臣たちであり、進取の気風に富んだ職人たちでした。彼らは酒をくらいつつ天下国家を論じるのではなく、まず謙虚に西洋に学び、みずから手を動かし、モノを作って、日本の近代化への道を固めていたのです。

小説の「幕臣三部作」とは別に、わたしは三人の生涯についての啓蒙書も書いています。
『幕臣たちと技術立国』(集英社新書)
残念ながら品切れ。
新史料も出てきているし、ほんとうならこの新書も改訂版を出したいところです。


# by sasakijo | 2017-05-28 18:38 | 日記