庄司紗矢香を聴いた
札幌交響楽団定期演奏会。
庄司紗矢香のモーツァルト、バイオリン協奏曲第5番が素晴らしかった。
開演前に指揮の高関健がMCで、前夜の彼女を絶賛して言った。
「このぐらいの名曲になると、弾けば必ず誰かの演奏に似てしまうものだけど、庄司さんは誰にも似ていません」
じっさいこのポピュラーな曲を、こんなにも緊張感のある、知的な演奏で聴けるとは。終演後、ロビーの売店でCDを2枚購入。
プログラムの最初は、現代曲だった。柴田南雄『シンフォニア』(1960年)
こういうコンセプト重視の曲(というか、コンセプトだけで作られた曲)は、はたして生のオーケストラで聴くべきものなのか、疑問に思う。もしその時代、作曲家の前にマッキントッシュがあったなら、彼は直接その曲を作ってしまったのではないか。ただ、PCも作曲ソフトもない時代は、それをオーケストラのための譜面に起こさねばならなかっただけだろうと思う。
庄司紗矢香のモーツァルト、バイオリン協奏曲第5番が素晴らしかった。
開演前に指揮の高関健がMCで、前夜の彼女を絶賛して言った。
「このぐらいの名曲になると、弾けば必ず誰かの演奏に似てしまうものだけど、庄司さんは誰にも似ていません」
じっさいこのポピュラーな曲を、こんなにも緊張感のある、知的な演奏で聴けるとは。終演後、ロビーの売店でCDを2枚購入。
プログラムの最初は、現代曲だった。柴田南雄『シンフォニア』(1960年)
こういうコンセプト重視の曲(というか、コンセプトだけで作られた曲)は、はたして生のオーケストラで聴くべきものなのか、疑問に思う。もしその時代、作曲家の前にマッキントッシュがあったなら、彼は直接その曲を作ってしまったのではないか。ただ、PCも作曲ソフトもない時代は、それをオーケストラのための譜面に起こさねばならなかっただけだろうと思う。
by sasakijo
| 2010-05-15 20:14
| 日記